創業以来200年以上、岡直三郎商店は“変わらないために進化する”という矛盾のようでいて、実は本質を突いた姿勢で醤油をつくり続けてきました。私たちが守り抜いてきたのは、今では全国生産量のわずか1％しか残っていない木桶仕込み。杉の巨桶に棲みつく乳酸菌や酵母、そして麹菌たちが織りなす複雑な発酵は、ステンレスでは決して再現できない深い旨味と香りを生み出します。桶そのものが微生物のマンションであり、200年の時間が熟成させた“生き物のような醤油蔵”こそが、特徴です。
FOODEXでは、この木桶醤油の魅力を五感で体験できるよう、原料、麹、もろみ、熟成工程をわかりやすく紹介します。特に注目いただきたいのは、発酵の“香りの違い”です。大豆と小麦を麹菌が分解し、アミノ酸へと変換していく過程で生まれる香りは、ワインのテロワールにも似た多層的な立ち上がりがあります。長期熟成により、甘味・酸味・旨味・香ばしさが分離せずに溶け合い、奥行きのある風味に仕上がります。
「伝統 × 科学 × 発酵文化」。この三つの軸から、岡直三郎商店の醤油はただの調味料ではなく、食文化そのものを豊かにする“体験”へと進化しています。FOODEX JAPANの会場では、世界に誇る木桶醤油の奥行きと香りを、ぜひ味わってください。
| 出展国・地域 | 日本 |
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| 出展製品 | 日本一しょうゆ、日本一スパイス、ゆずポン酢 |